北海道地震が発生して約1週間経過しました。少なくはなってきましたが、まだまだ余震がまだ続いているようですね。
災害の怖さは親はもちろんですが子供の心に大きな恐怖として残ってしまします。
今回は以前の熊本震災の教訓として熊本県が地震でトラウマになった子供や親に見てほしい絵本を公開していますので、「北海道地震でトラウマになった子供たちと親に見てほしい絵本!」と題してお伝えしていきたいと思います。
北海道地震でトラウマになった子供たち
2018年9月6日未明に北海道で震度7の地震を記録家屋の倒壊や崖崩れ、大規模停電などの大きな被害を発生しました。
12日現在で約1590人の被災者が避難生活を続けているそうです。避難所での生活や地震の不安でストレスは並大抵ではないでしょう。
特に子供たちの受けるストレスは相当なもので、地震がトラウマになってしまう子供もいます。
①身体症状
手足が動かなくなる、声が出なくなる、立てなくなる、意識を失う、お腹や頭が痛くなる、おねしょをする
②退行現象(赤ちゃん返り)
わがままになる、年齢にそぐわない甘え方をする
③マジカル・シンキング
現実にないことを言い出す、自分の悪事のせいで災害が起きたと思い込む
④災害ごっこ
地震だったり津波だったり、災害で体験したことを思わせる遊びや話を繰り返す
⑤精神症状
突然パニックになる、泣く、眠れなくなる、食欲を失う
このような症状が発生すること自体は正常な事なので大丈夫です。しかし子供に対してケアを行ってあげる必要があります。
以前起きた、熊本地震の時の教訓として熊本市が「やっぱりおうちがいいな」という絵本を無料で公開しています。
北海道地震でトラウマになった子供たちと親に見てほしい絵本!
今回の地震でトラウマになった子供たちのケアとして、2016年に震災を経験した熊本市の子ども発達支援センターがつくった絵本を紹介いたします。

絵本の中では地震のことを、地球が風邪を引いたと表現しています。
家にいるときに地震があり、家が怖いと感じてる子供に、倒れてきそうな物を片付けたり、次に地震が起きたらどうするか確認することを教えたりして「こわい」と感じてるのを解消していくことで、「やっぱりおうちがいいな」と思うことができた!というストーリーです。
絵本はトラウマを抱えた子供のケアの3つのポイントを伝えています。
1 / なるべく、もとの生活リズムに戻してください。 慣れているおもちゃなど近くに置いておくとよいかもしれません。
2 / 子どもが安心できるスペースをつくってください。 例えば、物が倒れてきたり、落ちてこないようなスペースをつくってください。
3 / 再度地震があった場合、どう行動するのかの見通しを伝えることも大切です。まずここに逃げて、次はどうするのかを知らせた上で、周りの大人がしっかり守ってくれるから大丈夫という安心感を与えてあげてください。
何よりも親が子供に対してしっかりと向き合って、不安を一つづつ解消してあげることで、子供が安心して過ごせる空間を作ってあげることが大切と、この絵本では書かれています。
多言語翻訳あり(英語・中国語・フランス語・インドネシア語・ハングル語・ネパール語・ポルトガル語。スペイン語・台湾語。タガログ語)
北海道では余震が続いているようです。熊本地震の際にトラウマで怖がって自宅に帰れなくなった子供達の為に当時熊本市では絵本を作りました。北海道でも子供達の心のケアが必要なので何かの参考にして頂ければと思います。当時のツイートを引用しておきます。 https://t.co/AgBTHZzz1s
— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) September 7, 2018
まとめ
今回は北海道地震で被災されたお子さんや親に向けて「北海道地震でトラウマになった子供たちと親に見てほしい絵本!」と題してお伝えしてきました。
ここ数年、毎年のように全国各地で、地震が頻発していますので、今回に限らず、子供に対してのケアに使用していただければ思います。
最後に、北海道地震で被災された方には心よりお見舞いを申し上げると共に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
最後までお読みいただき、有難うございます。有難うございます。
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